claquepot -recruitment- release live @Zepp shinjuku

 

2024/02/04 @Zepp Shinjuku

【Setlist】

1. リクルートメント

2. detox

3. choreo

4. sweet spot

-MC-

5. hibi

6. space (feat. 竹内アンナ)

7. rwy

8. ドゥームスクロール

9. ahead

10. resume

-MC-

11. スローペースダンス

12. メロー・イエロー(feat. Aile The Shota)

13. ターコイズドリップ

-MC-

14. blank

 

 

念願の初クラポでした…!

本当に本当に楽しかった。

純粋に音を楽しめたのと、センスを大量に浴びて心が揺さぶられまくったという最高なライブ。

この感動をどうしても忘れたくなかったので、以下で曲ごとの感想を、僭越ながら綴らせていただきます。曖昧な点や間違い等あるかもしれませんが温かい目でご覧ください。

1. リクルートメント

ドラムのビートが始まって、“claquepotっぽい”サウンドが流れる。

綺麗な青の照明がこちらに向いた後、ステージにはくらぽ兄さんが!!!!

整番後ろの方だったから正直全然見えないかと思ったけど、Zepp shinjukuはステージ高いから本人の姿は見えやすかった!!

そして曲始まってからはもう、会場のボルテージが一気に上がって、みんなで手あげながらとにかく音を楽しみました…。心の底からawesomeでした…。

2. detox

「今日なんと、SOLDOUTですよ!!!」と喜びの声を聞かせてくれたあとは、こちらもクラポサウンドなdetox。

仕事帰りによく聞いてた曲だったから、どんどん心が解放されていく気持ち。

「不自由と自由の温度差で風邪ひかないように」って歌詞がとても好きでして…くらぽの音楽を心から楽しむ最高の時間…

それにしても、俗にいう「口から音源」とはまさにこのこと。こんな熱量なら多少はご愛嬌、となってもおかしくないけれど、音源聞いてるんか?って錯覚するレベルの歌声で。シンプルに歌うま、となった。

3. choreo

好きな曲きたああああああ…!

会場みんなでUp down up down up👆👇をやってさらに一体感が増し盛り上がりもどんどんUp!!

ラスサビ頭の「誰も干渉できないStageで」が、一瞬インストが消えるんですね。なんだこりゃ…痺れた…あまりにもかっこよすぎる…

椅子のないライブハウスは危険ですよ、かっこよくて腰抜かしても座るところないですからね!意識保つのにとにかく必死でした。

4. sweet spot

おそらくこのタイミングだったと思うのだけど

「これは対バンじゃなくてワンマン!

どこ切り取ってもハイライト!」

って言ってたのがもう頭から離れない…

お客さん煽るの上手すぎるclaquepotさん。

そしてsweet spot歌ってる姿は色気爆発してて見ているこちらも引き込まれます。

背景に映し出されてる絶妙な色彩感のある果実の映像と音楽がマッチして、これまた魅力的な世界。あとで調べたのですが、ビジュアルデザイナーの綾さんという方が手掛けたらしいです。すごすぎる。素敵すぎる。今回の映像作品もインスタに上がってたので是非!(←PR?)

-MC-

Zepp全体を見渡しながら、SOLDOUTを噛み締める兄さん。嬉しそう、かわいい。

「昨日はSNSで色々解禁しましたね!弟もそうですけど、私は急にSNS活発になったり全くやらなかったりって感じなんですよね。

これにははっきりとした理由があって。SNSって15年前くらいからできたと思うんですけど、当時は好きなものが同じ人同士が繋がれるツールだったじゃないですか。でも最近って、負の側面が強すぎませんか?しんどいって思っちゃうことが増えてきて。

どういうことかと言うと、何かを始めようとした時に、例えば映像系SNSで上手い人バンバン見ちゃったら、自分は無理だって思っちゃうこと多いと思うんです。

昔、俺って最強と思ってたんですね。

…小樽で(笑)

都会出ちゃったら全くダメだったけど。

昔は、何かを挑戦するときって階段になってたと思うんだけど、今って自分が0点なのに100点の人を見ちゃって、心が折れちゃうこと多いと思うんです。

俺よりもすごい人たちたくさんいるけど、でも俺は、言いたいこととかみんなと共有したいものがあるから、やめないの。そして、音楽が好き。歌うの好きだから。

大事なのは、自分がなんでそれを始めたのかってことです。

みんなも、上にいる人とか、上手い人とかいるかもしれないけど、いいじゃん。上手い人がいても。だって好きでやってんだから。

そんな気持ちを込めた歌を、歌います。」

5. hibi

もうMCで大号泣してしまっていた私は、

「やめて、これ以上私の心を溶かさないで…」の気持ちでした。

さっきまでぶち上げまくっていたのに、言葉と音楽でここまで寄り添われたらもう、涙が止まらなくなるよね。

きっとみんな簡単な人生じゃなくて、何かを成し遂げるために必死にもがいてる。その中で、あれ何で自分ってこんな辛い思いして頑張ってるの?って感じることも少なからずあって。そんな感情にしっかりと手を差し伸べてくれるアーティストがいるんだなあと。それがclaquepotなんですよね。まじすげえ。あまりにも心掴まれすぎて涙止まらなかったですよ。

6. space (feat. 竹内アンナ)

「今回俺が出させていただいたEP…というかアルバムみたいになってますけど、皆さん聞いてくれてますか?新宿駅からここ来るまでに全曲聞けたよね?(笑)

…まあ、今回全曲やるって事前に言っちゃってるますから…ねえ?」

ここで、ゲストありな匂わせをぷんぷんさせる兄さん。会場の期待値も爆上がり。

「ちょっとちょっと、何を期待してるの?(笑)」

なんて言いながらも、しっかり竹内アンナちゃんの登場。

いやアンナちゃん顔ちっさ!!!!!

くらぽ兄さんとの歌声の親和性がたまらなくて。

この曲は「君が太陽なら私は月のように 僕が太陽なら君は銀河のように 互いに引き合って離れない」という歌詞がたまらなく好きです。ワンルームの中でのお話なのに壮大な喩えをしていて、しびれますね…。

曲終わりで、竹内アンナちゃんとの次回作決定のお知らせもあり、両手を上げてジャンプして喜ぶ兄さん。可愛いいいいい!!!

7. rwy

「spaceはお部屋の中の話でしたけど…外出ますか!」と言って始まったのはrwy。

いやセトリの流れ神すぎる。

spaceのテンポ感から一気に加速する感じがたまらなくテンション上がる!

夜のドライブにぴったりな曲と心地よいサウンド。そしてZepp shinjuku の照明がとにかく綺麗!

8. ドゥームスクロール

宮川さんが福岡でライブ中とのことで、「全部自分でやります!!」と、宮川さんパートも1人で歌いこなす兄さん。息継ぎどうしてんの??すごすぎる。

サビ前のキメがあまりにもかっこよすぎてこちらが頭抱えた…

畳み掛けるようなラップパートもノンストップで歌いこなしてて、兄さんのスペックの高さを改めて思い知ったのでした。

9. ahead

イントロだけで会場に歓声が。そうだよねみんなこの曲好きだよね!!

Bメロのクラップとか、サビで手上げたりとか、みんなで「進め〜」って歌ったりとか、なんかもう一曲まるっと楽しかった( ;  ; )

会場の歌声の大きさに嬉しそうにしてる兄さんも可愛くて最高…。

10. resume

aheadを受けて、「みんなポジティブになれたと思うけど、そんな気持ちに横槍を入れてくる人っていませんか?俺もそういう経験たくさんあるよ。そんな鬱憤ここで晴らそうぜ!!」

兄も弟も、反骨精神のチャレンジングな歌詞が大変良いですよね…。Da-iCEで言うKartellのような、不条理な世の中に対する怒り・呆れ・不屈の精神。これを歌にして届けてくれることで聞き手の背中を押してくれますよね。

生きれてればなんだこいつー!ってなることあるけど、こういう曲に救われて日々乗り越えられてるなあと、そんな気持ちになりました。

-MC-

「駆け抜けたぁ…」と満身創痍の様子な兄さん。

「ここまで勢いよくやってきたけど、こういう曲好きなんですよ。バラードhibiだけというね(笑)claquepot、こういうスタイルでやってます」

いやこういうスタイルがらしくて好きなのよ。最高なのよ…!

そして毎回拍手する会場に対し「いいんだよ、間が空いたら拍手しなくても(笑)」と優しいお顔で気遣うのも素敵だった…。

「ここまでこんな感じでやってきたので、このあたりで、スローに、スローな感じで、やっていきたいと思いますんで」と言って、サポートメンバーに演奏を振ると、ギター・ベース・キーボード・ドラムみんな気が狂ったようにかき鳴らす。「ちょっとちょっと!!!スローって言ってるじゃん!!なんで噛み合わないかなあ」

俺の統率力が足りないのかなあ、としょぼんとする兄さん、かわいい。

「やっぱり、ここらでバンマス呼ばないとだめかな。インパクトのある音が必要だよね!!」と言って紹介されたのは、なんとあの「釈迦」!!

バカでかドラと一緒にステージに登場し、ドラの音ともに始まったのは、前日MV公開されたばかりのスローペース・ダンス。

11. スローペースダンス

「今日一番お金かかってます」とドラを指差しながら言う兄さんに会場も爆笑。

本当にしっかりふざけてて最高でした。

時折ドラを鳴らす釈迦さんが絶妙な顔してて、めちゃくちゃ笑った。

個人的に、音源解禁されたときから思ってたけど、歌詞上は「本当失敬な」と書いてあるところ、しっかり「本当しつけーな」って言ってますね…いいね…兄さんぽくて…刺さっちゃうね…

最後は「これがスローペースダンス…ブレないスタンス…」でサポートメンバーみんなで横歩きではけていく。

釈迦もしっかりはけきったところで、「本日の公演は以上をもちまして…」と流れたアナウンスに会場からは驚きと戸惑いの声が。

「全て終了いたしておりません!!」

まじであせった。ふざけすぎだよ兄さん、まじ最高だよ。

大きな拍手とともに登場したのは、兄さんとAile The Shotaくん。兄さんの後ろにひょこひょこついてきてるShotaくん可愛かった。

12. メロー・イエロー(feat. Aile The Shota)

自分の真後ろに立ってるShotaくんに気づかないふりをする兄さん。

会場が「うしろー!」と言っても「なにが?」とすっとぼけててかわいい。

その後兄さんによって紹介されたShotaくんに、兄さんが「変な出し方してごめんねえ、Shota背高いからすぐバレちゃったねえ」と言うと「だいぶ景色よく見えました笑」と返すShotaくんに会場は爆笑。

そんな仲良しな2人によって披露されたメロー・イエロー。

あたたかくてやさしくて、時間がゆっくり流れてくような感じ。生歌なの信じられないくらい2人とも口から音源で震えた。

13. ターコイズドリップ

「あと2曲、全力で歌って踊りましょう!!」と言うと、会場からは「えー」の声が。

「俺もなのよ…でも、遅れるとお金かかるから。」

会場「払うよー」

「払うよとかじゃないのよ(笑)その新宿っぽいノリだめだからね?(笑)あと2曲だからね!」

会場「えー」

「えーじゃないの!!大丈夫、俺また次新しいものたくさんつくるから。その繰り返しでしょ?あと2曲、全力で楽しみましょ?」

わかりますか?このやりとりにclaquepotのかわいさとかっこよさと親しみやすさ、全部出てるんですよ。

もう感情高まってまた涙込み上げてた。終わらないで、の気持ちと、楽しすぎるー!って感情がすごいまめぐるしかったな。

そして、大好きで何回も何回も見てたターコイズドリップのMVの世界観を生で目の当たりにして、もうたまらなかったです。

みんなで手を上げて左右に振りながら歌ったのも、とっても一体感があって素敵だった。

-MC-

ここで、インスタライブがスタート。

「もうインスタライブ始まってるんですよね?

今何時?」

会場「7時18分ー!」

「しちじ?はちじ?え?全然聞き取れないおじいさんみたいなんだけど(笑)18分でよろしい?」

こんなお茶目なお兄さんから、3月からのrecreation & recruitment ツアーの発表が!!!

「ややこしいから自分の口から説明したくて」とモニターに表示されたツアーについて細かく説明をしてくれる兄さん。

会場がざわついていると「しずかにしろ!」とチョコプラさんのネタも挟んでて可愛かった。

それにしても制作ツアーをやるなんてすごい、兄さんが曲を作る過程を見れて、しかもそれが最終的にEPになるという!!!贅沢すぎる!!!!

今から待ちきれないですね🥹

14. blank

「インスタライブ…切らないでこのままいくかぁ!満員のZeppの盛り上がりを伝えようぜ!」

との声で会場のボルテージは最高潮に。

最後にblank持ってくるの最強すぎる。

イントロの力強いドラムがこっちの心臓にまで響いてそこからはもう全身全霊で音楽を楽しんだ。

アウトロ、ああ終わっちゃう、、、というタイミングで

「満員のZepp shinjuku 、楽しんでくれましたか?」

「インスタライブの向こう側に届いたと思いますか?」

「さっき発表したツアーみなさん来てくれますか?」

「2024年もclaquepotについてきてくれますか?

 

…って聞くまでもなくない?」

 

 

 

 

はあしびれた。

最後の最後に仕留められましたよ。

かっこよすぎるじゃん( ;  ; )こんなの虜にならないわけがなかった。claquepotの音楽が、パフォーマンスが、ライブが、こんなにも力強くて魅力的だなんて。いやーもっともっと早く出会いたかった!!楽しすぎた!!

最後はhome sweet homeの音楽に合わせて記念撮影。

あとでSNSにあがった写真見て、本人含め会場全員がめちゃくちゃいい顔してて。これがclaquepotの作り出した世界か…となぜか誇らしく思っちゃいましたね。こんなすごいアーティストのワンマン行ったんだぜ!って周りに自慢したくなった。

私がclaquepotに出会って、その音楽に日々支えられているように、きっと今までもこれからもたくさんの人の心を振るわせ、力となる音楽を生み出していくんだろうな。今後の活躍が楽しみでなりません。これからどんな楽しいことが待ってるんだろう!!まずは3月からスタートするツアーに想いを馳せます。

 

記憶を辿って加筆修正を続けていたらかなり時間が空いてしまいました。

曖昧なところや間違いがあるかもしれませんが、とにかく私がこのレポを通して伝えたいことは、claquepotの音楽は魅力的で、ライブは最高に楽しいということ!!もっともっとこの素晴らしさが世界に広まるといいなーって思ってます!!

 

ここまでお付き合いいただき、どうもありがとうございました!!!

 

 

 

13年間某事務所オタしてきた私がDa-iCEに落ちた話

※これは私がDa-iCEに沼落ちするまでの詳細な経緯を書き留めた備忘録です。完全なる自己満の記録になりますので、各方面のファンの皆さま、どうか温かい目で読んでいただけますと幸いです。

 

 

 

 

それはもう、突然の出来事だった。

2023年10月9日、

小雨のぱらつく寒い日だった。

 

朝8時30分、私は滋賀県烏丸半島にいた。

目的は、「イナズマロックフェス」に出演する某ジュニアグループのグッズを手に入れることだ。

なんせ13年もこの事務所のオタクをしていると、「早い者勝ち」という言葉に弱く、努力で手に入れられるものがあるなら飛びついてしまうところがある。

普段は運に左右され、どんなに足掻いても「落選」したら会うことはできないし、たとえ当選しても天井席をご用意されたら豆粒でしか拝むことができない。だからこそ今回の「先着順」のチケット、「先着順」のグッズは血眼でもぎ取りに行った。

 

まあ、この事務所のオタクしかしてきていないもんだから、フェス慣れなんてもちろんしてない。

正直よくわからないまま朝イチのシャトルバスで向かい、列に並んでグッズを買い、よくわからないまま整理番号順に入場した。(この時はあとでゆっくり焼きそばでも食べよ、なんて考えてた)

みるみるうちに周囲は人、人、人。

なんだこれ。出ようにも出れないじゃないか。

目当てのグループごとで場所を譲り合う、というフェスの心得を事前に頭に叩き込んできたが、これどうやって抜け出すんだ?

後ろからの圧と横からの押し合いで、焼きそばはらおろかお手洗いにも行けない。今思えば、そんな圧の中でもなんとかして抜け出すべきだった。初心者の私は、ひたすら圧に押されて耐え続けてしまったのである。

時刻はお昼くらいだったと思う。正直この段階でだいぶ疲れていた。お目当てのグループは夕方である。気が遠くなった。ここから出ることもできないし、あと何時間ここで圧迫されて過ごすのだろうか。焼きそば食べたいなあ。

それからどれだけ経ったかよくわからないが、途中で酸欠になった。

いくら落ち着いたからとはいえこのご時世。人混みということもあり律儀にマスクなんてしていたもんだから尚更だ。

ステージから見た私は、餌を欲しがる鯉のようだったと思う。正直、めちゃくちゃしんどかった。ステージは煌びやかで、音楽もパフォーマンスも確かにとても楽しい。だが、心と身体は悲鳴を上げていた。

そんな時、サウンドチェックで出てきたのは、5人の男性だった。

当時の私はもうなかなか限界まで来ていたので「早く帰りたい」とさえ思っていたが、メンバーの1人が「サウンドチェック、何の曲がいいー?」とこちらに問うてきた。

 

え、距離近くない?親しみやす。

 

それが、Da-iCEの最初の印象だった。

「は〜なさないって〜決めたから〜」の人、というイメージで、正直クールであまり笑わない人たちかと思っていたので驚いた。

サウンドチェックを終えてはけてから、なぜか私の疲労は薄まっていた。早く本編が見たい。どうしてかドキドキとワクワクが止まらなかった。

登場して歌ったのは、CITRUS

うっわ…歌うんま。

音圧がすごくて、雨を吹っ飛ばす勢いだった(ここでようやく雨が降ってるとこに気がつくあたり、だいぶ夢中になっていた)。

 

その後も、知らない曲歌ってるはずなのに耳心地が良くて、自然と身体がリズムに乗っていて、私の口角も上がっていて。

初めて聴くはずなのに、バラード曲(ダンデライオン)で泣きそうになって。

極め付けはスターマインでのミニコント。

ボーカルの高い声のかた、「僕今からしゃがんですぐ立ちますけど笑わないでくださいね」なんてあからさまなフリをしてて、何が?って思ってたけど、他のメンバーが立ちあがって「違う違う!」っていうオチ。

いや待って最高かよ…!!

みなさん見た目が爽やかでシュッとしてるのに、そういうお笑いもできちゃうの??

あんなにしんどかったはずなのに、声出して笑って、心の底から楽しんでる自分がいて。

気がつけば、周りに合わせてスターマインの振りまで一緒に踊ってた。

持ち時間の30分が本当にあっという間で、あまりの高揚感に自分でもびっくりした。

イナズマロックフェスだけに、イナズマが走ったとでも言うのだろうか。(?)

 

 

 

 

それからというもの、

サブスクでイナズマロックフェスのセトリ順に曲を聴いたり、YouTubeで MVやダンプラを鑑賞する毎日。

歌もダンスもこんなに上手くて、なんならお顔もかっこよくて、さらにさらに面白い(←YouTubeDa-iCE TVスペシャルを見た人)って、そんなことある??

ここで私は、運命の出会いを果たす。

それは、THE FIRST TAKE の、スターマインの動画。

花村さんや大野さんは、イナズマでも目の前で歌っていたからお顔は覚えていたのだけれど。

0:37に出てくる、このかっこよすぎる人は誰?

 

(これは余談ですが、私は音楽センスに長けている人が大好きです。歌が上手い、というところだけではなくて、作曲や楽器を得意とする人に心が惹かれる傾向にあります。)

 

花村さんが「(曲を)作ったのはあなた、でも歌っていいの俺」と言った瞬間、私は頭を抱えた。

おいおいおい…こんなにかっこよくて、こんなやばい曲つくれるんすか…才能の塊じゃないか…。

私が心奪われるのに時間は必要なくて。

一発じゃ足りなくてその場で何十発もおかわりしたわけである。

今のAIは非常に優秀だから、私のYouTubeTikTokには Da-iCEばかりがおすすめされるようになった。

ひたすらDa-iCEに浸かる日々が続いたわけだ。

 

 

某事務所しか知らない私は、カルチャーショックで頭を何回もぶん殴られることになる。

まずは現場の多さ。

某事務所では、1年に1回、多くても2回会えればいい方である。Da-iCEはどうだ。

イナズマがあったばかりなのに、イベント、フェス、学園祭、競馬場…

毎週のように現場がある。

オタク人生を生きてきた私は、全てのモチベが現場にある人間だ。

一連の出来事も相まって、某事務所の現場は限りなく少なくなった。彼らのことは応援しているし好きでなくなったわけでは決してない。ただ、毎日のように暗いニュースやSNSを見ていて、心底疲れてしまったのだと思う。少し、外に目を向けてみた。そのきっかけをくれたのがDa-iCEだ。

 

二つ目に、サブスクの有り難さ。

某事務所は、最近でこそ一部のグループに限りサブスクを解禁したが、基本的にはCDを購入しなければその音楽に触れることはできない。それが当たり前の世界で育ってきたせいで、自由に好きなだけ楽曲が聴けるというのは、私にとって大きな衝撃だった。

そんな風にDa-iCEの音楽を楽しんでいる最中、私はとあることに気づく。

「この声、誰…?」

毎日のようにDa-iCEを聴いていたので、花村さんと大野さんの歌声は判別できるようになった。急いで私はGoogle大先生に質問するのである。「FIVE 2020  Da-iCE  歌割り」と…。

ため息が出た。

私が聴いた声は、スターマインのFIRST TAKEで心奪われた、工藤大輝さんだった。

おいおいおい、歌も歌えるんかい。

どうやら5人全員歌が上手いらしいじゃないか。

聴いてないよ…そんな才能に溢れてるグループだなんてさ…みんななんでもっと早く教えてくれなかったんだよ…。

そんな風に思いながら、いつもの如く旧Twitterを見ていたところ、コラボカフェという単語が目に入った。リンク先に飛ぶと「予約が必要」とのこと。13年培った予約戦争の癖が抜けないため、その場の勢いで予約してしまった。

 

仕事終わりの、夜の六本木。

慌てて予約枠の時間に駆け込むと、あたたかい店員さんに、落ち着いたお客さん。てっきり、オタクがアクスタ持ってわーきゃー騒いでいる、と思っていたが真逆だった。お客さんはテーブルにグッズを置いて静かにモニターや装飾を眺めていて、優しいおだやかな空間だった。

極め付けは、カフェを出て、窓に貼られた5人の写真を眺めていたら、「写真撮りましょうか?」と、2人組の女性が声をかけてくれたこと。

「大輝メン好きなんですか?かっこいいですよねー!」と明らかに挙動不審な私に優しく話してくれたのだ。

ひとしきり私の写真を撮ってくれたその女性たちは、「またねー!」と笑顔で去っていった。

なんていい人たちなんだ。

あまりにも、踏み入れたこの世界が優しすぎて、涙が出そうになった。

そんなことを考えながら、夜の六本木を後にした。

 

それからの日々はあっという間で、来年の予定なんてまっさらなのに、Da-iCEと過ごす予定がどんどん追加されていく。ああ、楽しい。あまりにも楽しい。仕事は当たり前のように辛いが、Da-iCEのおかげで明日も頑張ろう、と思える。そんな存在に出会えたことに感謝でしかない。イナズマ行って本当によかった。

 

これを書いている今、イヤホンからはKartellが流れています。燃えますね。こういう曲、すごいタイプなので、有識者の皆様方、この曲おすすめ!っていうのがあればぜひ教えてください。

ご清聴、誠にありがとうございました。

 

 

 

 

(最後まで読んでくださった6面の皆様、新参者で右も左も分からない赤ちゃんですが、どうぞよろしくお願いいたします。ライブとか、オタ活(って言い方をするのかわからないけれど)とか、ランチとか飲みとか、なんでも誘ってください。そして色々とご教示くださいませ!!!)

 

 

 

13年間某事務所オタしてきた私がDa-iCEに落ちた話、終。